ええわ文化でDIY2 ええわ荘で作戦会議

引っ越す事に決まった。

 正直引っ越しするなら今まで住んでいた近くがよかったのだが、豊中の庄内という所になる。今まで住んでいた蛍池と同じ豊中市内なんだが、豊中の中でも北と南とでは雰囲気が少し違う。簡単に言ってしまうと北は大阪市内で働くサラリーマンのベッドタウンで、南は昔から住んでいる地の人たちの下町といった印象。別に住む場所にそれほどこだわりはなかったができたら土地勘のある北に住みたかった。

 それにもう一つある。

家賃を下げてもらいはしても だいたい同じ家賃に住むならやっぱりもっときれいな方がいい。今まで住んでいた家を経験しているので古い木造の家は冬は寒くて夏は暑い。その分光熱費がかかったり、何かと修理が必要になったりする状況が出てくる。前回の経験でその時に管理会社でない大家さんに毎回お願いするのが億劫だった。

 もう一つ決定打に欠ける想いでアパートを見学し。リビングスペースに大家さんと、間に入って自分と大家さんをつないでくれたピーコックの上芝さんがこう言った。

「ここにカウンター作ってカレー売ったらいいじゃないですか?」

言うとカウンターのスペースやテーブル、本棚など想像図をあれこれ説明してくれる。上芝さんは自身の喫茶店の改築の時に大工さんと実際にスケッチを書いたり、店舗の寸法を隅々まで測ったりした事があるので、まるでそこにあるかのように完成図が想像できた。

 大家さんは大家さんで、栄和荘に関してはただただ賃貸として寝て起きるだけの生活空間として貸出すよりは、面白い要素や、生活感が伝わるような使い方、変わった使い方の提案にポジティブな反応だった。

古民家でもないのに民家でカレー屋。これは想像するだけで面白い。

どうせ近いうちどこかに引っ越す訳なのだからここでいけない理由がなかった。

 当初『栄和荘』という名前も『くじゃく荘』、『ちべ邸』などといった名前に変えちゃえば面白いという話もあったがそこは『栄和荘』のままでいく事になった。

 ただ、これから目指す、ちょっとゆるーい昭和な空間、をイメージしやすくする為

何となくtake it easyの要素の入った『ええわ文化』という名前で行く事になった。

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