ええわ文化でDIY 漆喰のワークショップ

今日は漆喰の塗り方を教えてくれるワークショップに行ってきた。

しっかし改めて思うのがネットやSNSのお陰で素人でもお手軽にプロかセミプロに近い技術を学べるようになった。

 コーナンなどのホームセンターもどんどん便利な物が増えて一人でできる環境が整っている。

 昔仕事でよく言われたのが先輩や上司に

「時間をかけたら誰でもできる」

と言われ、早く、正確に且つキレイな仕上がりを求められた。でもその言葉も裏を返せば

「時間さえかけてしまえば誰でもできる」

という事だ。今はそういう時代なのだ。せかされる必要もなく自分のペースでできるのなら時間はいつでも味方してくれる。


 教わった所は『壁紙屋本舗』という壁紙を専門に売る店で実際壁紙を使ってもらう為にやった事ない人でも入りやすように定期的にワークショップが開かれている。


 DIYに関心がある人なら面白そうなワークショップが多く壁紙の張り方以外にも

漆喰の塗り方、フロアクッションの貼り方、障子の貼り方、などなど結構どれも行きたくなるようなワークショップばかりだ。


 今日は漆喰の塗り方。

漆喰を塗る予定は今の所ないけど、ぜんかいええわ文化のイベントでやった壁の珪藻土塗りのイベントで残った壁一面を明日塗る予定なので前回失敗した色ムラなどの反省して塗り方を教わりに来た。

 今日は運良く参加者は自分ひとりだけだった。

漆喰と珪藻土の違いから教えてもらい実際に漆喰を塗っていく。前回ええわ文化の二階の珪藻土の壁塗りで苦戦したのでインストラクターの方にピンポイントにうまくできない所を質問できた。

 一度知識ゼロの状態でやって苦労した身からすれば目からウロコのワークショップだった。


ポイントはいくつかある。

①漆喰の粘度

 前回二階で珪藻土をやった時はネットで調べ「マヨネーズぐらいの粘度」との事だったのでそのようにしたのだが、今日はそれより更に粘度が緩く、コテ受けを傾けると漆喰がコテウケから実際に垂れてくるほどだった。説明や動画でよく言われるのが

「マヨネーズ程度の粘度」だったが、実際に自分が塗りやすかったのは「溶かしたチョコレート程度の粘度」といった印象。わかりやすくいえば、大阪のお好み焼きの生地と広島のお好み焼きの生地の粘度の違いといったところか(逆にわかりずらい)

 実際にぬってみると確かにボトボトすぐに落ちて汚れはするが壁には塗りやすく、ムラになりにくい。その代わり難しいのは間違いない。


②腕の力を使わない

 やっていくうちに気がついたのがムラを出さなくする方法として肩の力を抜いた状態の方が変に力まずに一定の圧力で塗れる事に気がついた。そうなると腕から体を繋げる必要が出て(腕と身体は繋がってるんだけど)腰を使うというか、身体全体を使って漆喰を塗るとうまくいく。

※合気道四年弱の経験が必要(稽古サボり勝ちでも可)

インストラクターの方から見ると腰の入った塗り方に見えたそうだ。


③コテ受けを持つ腕も使う

 どうしても漆喰を塗ろうと思うとコテをもっている利き腕の方ばかりに気がとられてしまうが、コテを上手に効率よく使おうと思ったら、漆喰をコテに掬い取る時に反対側のコテ受けを持っている腕も使う必要がでてくる。

 実際にコテウケを使うのは表面積の1/4、自分の手元、体に近い所で漆喰をまとめられれば理想なようで、あちこちに散乱してしまうと漆喰が落ちていき、その分労力がかかる。


④仕上がりよりも使い方 

 実際にできた壁にムラがないのが理想なのだが、それ以前にいかにコテ受けとコテを自由に使えるかがポイントになる筆先などと違いコテは壁に塗るインパクトの部分が多きすぎて自由度が高いのでどのようにコテ受けからすくって、壁から何mm離せばいいか、その時の角度は?などなど一連の動作をイメージするのも初めのうちはできない。やりだしたら気づきのポイントが多かった。



 最後の方は簡単なアレンジの方法も教わった。終わってみればかなり上手に塗れた気がする。明日が楽しみだ。

 今回はインストラクターの方に褒められたので、ただただ気持ち良かった。悩んだり落ち込んだりしたら、全くその必要がなくても、またこのワークショップに参加しよっと。

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